近年、働き方改革や過労労働の問題等で、かなり労働時間を短くする流れができてきましたね。
そんな中、サラリーマンでいるということは本当に安泰なのでしょうか?
基本的に僕は、サラリーマンと言う位置づけの社員はオワコンだと思っています し、
そう思っている方も多いのではないでしょうか?
(近い将来的には、今のサラリーマンの働き方が変わっていくと思うことです)
しかし僕みたいな、工場のライン製造の現場の一般作業者の多くの方は、
なぜか「まだ大丈夫!!景気が悪いのは一時的なものだ」
みたいな、楽観的に考えている方も多いです。
実際にサラリーマンという職種は、この先どんどん仕事が減っていくのではないかと考えています。
ではなぜ、サラリーマンという業種がオワコンなのか僕なりに考えてみました。
もくじ
終身雇用形態の消滅
ニュースで“トヨタ自動車の豊田章男さん” や“経済連のお偉いさん”の意見として、
「終身雇用は維持できない」
みたいなことを耳にしたことがあると思います。
そう、世の中はおそらく“終身雇用”と言う日本型労働形態自体、近い将来消滅するのではないかと僕は考えています。
実際10年くらい前から、年功序列の給料体制は多くの会社で取りやめになり、
実力主義や能力優先型の評価に変わってきている会社が多いのではないでしょうか?
次は、“何か問題を起こさなければ定年まで働ける“という終身雇用形態の消滅だと思います。
要するに“能力のない社員はクビにする“ということが気軽にできる体制になっていくのではないでしょうか?
実際、不況下においてリストラや早期退職などの対策が行われている会社も多くあります。
それどころか、最近では“黒字リストラ”をしている企業もある位です。
それとコロナによって労働体系自体の変化がより一層早まるとも思っています。
AI や機械化が、今以上進めば事務職の人に限らず、現場の作業者も人員減少をすることも考えられます。
特に現場の作業者は、一度機械化が進んでしまえば機械は24時間フル稼働できますし、
いくら働かしても残業代がかからない・保険等の保証もいらないなど、先行投資に莫大な金額が掛かるにしても、
従業員を何人かリストラできれば、その人件費で3年から5年もすれば先行投資分の経費は回収できるのではないでしょうか?
よく言われていることは、従業員1人に対して月に約60万円から100万円ぐらい人件費がかかると言われています。
ライン作業 をほとんど機械化にして、10人リストラできれば月に600万から1000万くらい人件費が削減でき、
1年だとそれこそ億近い経費が節減できるので、よほど豪華な設備でなければ3年から5年で、
投資分の経費はラクラク回収できます。
事務職に関しても、 AI がさらに進化すればパソコンの入力などの仕事は、
ほとんど AI でこなせる時代になるとも言われています。
黒字リストラなんか流行ったら、真っ先に肩を叩かれそうな・・・
ここにきてリストラじゃ~美味しいところが無い世代だよね~。
もっと言えば、最近ではインターネット上で打ち込みなどの作業を委託できるサービスもあるので 、
会社がそういうサービスを利用し始めれば事務職の仕事はなくなるのではないでしょうか?
そういった面を考えても、便利になる反面、手作業をしなくて仕事がこなせるようになれば,
当然リストラの嵐に見舞われると思います。
先を読めば、どんなに自動化が進んでも、その設備をメンテナンスをする人材は必ず必要になってくるので、
メンテナンスの知識を身に付けたり、生き残っていく方法はあるとは思うのですが・・・
それでも、多くの会社員はリストラに戦々恐々する時代は、すぐそこまで来ていると思います。
外国人労働者の襲来
工場の現場作業者では、現在でも多くの外国人労働者が働いています。
(ほとんどの工場では外国人作業者の方が多いかもしれません。)
15年ほど前には、ちょっと珍しい外国人労働者でしたが、
今では多い所は、ほとんどが外国人労働者で管理職の方が日本の正社員という職場もあるのではないでしょうか?
政府の方針としては、これから外国人労働者がもっと働ける環境にするような感じで動いているみたいなので、
会社としてみれば現場の作業者みたいな業種は、価格帯の安い外国人労働者でも十分賄えると考えれば、
いくら正社員で長年勤めていたかといっても、外国人労働者に仕事を乗っ取られる可能性は十分あると思います。
長年勤めたってのが、最近ではダメダメな事も言われてきているしね!!
でも、何十年のそういった体制で従業員を縛り付けてきたんだから、
「急にそんなこと言われて・・・」
って、気もあるんだよね~。
ここに来ての“手のひら返し”はキツイよね。
従業員を扱えない経営者
会社の体制も、年功序列は良くないと言って、
実力主義や能力主義と言った評価制に変わった会社も多いと思います。
ですが、特に工場の現場作業者の方は心当たりがあると思いますが、
実力主義・能力主義の評価になってから給料がほとんど上がらなかった、と思っている方は多いのではないでしょうか?
(特に僕の会社は、実力主義や能力主義といっても評価の定義がないみたいで、結局は給料を上げないためのシステムみたいなものだと僕は思っています)
実際、現場の作業者が単価を下げるために材料の価格交渉や、生産の工程を変更できる権限はないわけですから、
実力主義や能力主義といっても、評価される機会はほとんどなかったのではないでしょうか?
結局、従業員のモチベーションは下がる一方で
「どんなに頑張っても給料が上がらない」
と言う、考えを持ってしまえば会社のために努力しようと言う気が薄れるのも仕方ありませんね。
経営者は、グローバル化や安全第一など世間には見栄を張っていい顔しようとしますが、
従業員にとっては給料が上がらなければ、何を言ってもシラケるだけですよね。
逆に、給料がそこそこ毎年昇給があれば現場の作業者なんかは、あまり文句を言わない方も多いのではないでしょうか?
基本、本職に関しては給料をもらうということを大前提で、
やりがいや楽しさ・成長していこうという考えはあまり僕にはないので
(他の方ではちょっと理解し難いとは思いますが・・・)
従業員をその気にさせて労働してもらうと考える経営者なら、もう少しマシな考えもできたかな?
と思います。
まとめ
本職で何も心配なく、十分給料があり定年退職してからも安泰だと考えれば、
副業で収入を得ようなんて考えは元から起きないのではないでしょうか?
本職の給料だけでは、生活に余裕がなかったり定年退職後の老後に不安があったり、
と思うからこそ、今のうちに給料以外の収入を考えているわけですからね。
中には、現在の会社が嫌で嫌でしょうがなくて、
転職のために副業を考えている方もおられるかと思いますが、
多くのサラリーマンの方は、
「サラリーマンの給料だけでは、どうしようもない世の中になっていくんだろうな~」
と、考えている方も多いと思います。
その危機感こそが、今の時代一番大切なものではないのでしょうか?
だから、こういった副業に関するブログや YouTube などもたくさんアップされているのではないのでしょうか?
今この記事を読んでいる方は、危機感があったからこそ読んでいただけていると思います。
その勢いに乗って、あともう一歩前に踏み出して、どんなことでも良いので副業を始めてみてください!!