先日、会社で運用している「DC/企業型確定拠出年金」の運用報告書が来ました。
過去記事
「企業型確定拠出年金って忘れてない?運用しないと損ですよ!!」
で、僕の運用を報告しましたが(興味のある方は見てください)、20年度の報告書が来ましたので、この1年間の評価損益を報告したいと思います。
今回の記事
- 20年度の企業型確定拠出年金の報告書にビックリした!!
です。
自分で言うのもなんですが、びっくりして報告書を2度見しました!!
もくじ
20年度 評価損益報告
さて早速ですが、報告します。
運用金額とかは、もろに出すには恥ずかしいので(スゴク大きな金額で運用している訳では無いので・・・)今回も「%」で報告します。
運用商品 | 運用成績 |
国内株(安定成長型) | 22.5% |
国内債券インデックス | 6.08% |
海外債券インデックスファンド | 8.49% |
海外株式インデックスファンド | 42.39% |
利益保障年金(定期預金) | 0.01% |
全体 | 23.7% |
評価損益ですので、状況によって上下するのですが、昨年まで約10%前後位の評価損益率が今年はなんと全体で23.7%って、すごい評価率でビックリ!!
金額でも、今までの評価損益額と桁が違ったので2度見してしまいました。
驚愕したのは、やはり「海外株式インデックスファンド」の成績ですね。
42.39%って凄すぎ!!
だって100万円なら約+42万ですからね~。
それに引き換え逆の意味でビックリしたのが「利益保障年金」(いわゆる定期預金)0.01%って、これは金額言っても良いと思うけど金額なら¥100ありませんでした・・・低すぎです。
国内・国外の株式の成績が良かったので債券は悪いかな?
と、思ったけど平均7%ほどプラスなので、債券の評価も良かった方だと思います。
毎年、このくらいの成績なら老後も安心できるかもしれませんが、こんなに成績の良い年は最初で最後かもしれませんね。
評価損益の結果を見た感想
最初に言っておきますが、未だに「定期預金のみ」で運用している方、迷わず運用を見直してください。
だって100万円運用しても+¥100位しか増えないんですよ!!
これでは、年金まったく足らなくなると思います。
今年の成績は、昨年の3月からですので“コロナの流行”からの運用成績なので、ハッキリ言ってマイナスだと思っていました。
その理由は昨年3月に、日本株・外国株共に大暴落していましたからね。
NYダウに至っては「サーキットブレーカー(1日で2000ポイント以上変動があると取引が一時停止になる事)」が数度起こっていたし・・・サーキットブレーカなんて初めて経験しました。
その後、アメリカでは過剰な給付金や金融緩和で株価は急激に回復したので今回の成績になったと思うのですが、
年末には債券の金利が上昇したので、債券の成績も良かったのかな???
日本株も、経済的には全然良くないと思うのですが、日経225指数がバブル後以降初めて3万円に回復したので、国内株式も成績は良好だったと思います。
しかし、注意も必要かと・・・
なぜなら、昨年度は“コロナパンデミック”という異常事態の年で、各国なりふり構わず金融緩和や給付金でお金をばらまいて、
世界中で金余りになって金融商品が買われた年だからです。
その反動は、近い将来(どういった状況で現れるか解りませんが)必ずあると思うからで、その時には株は大暴落するのではないかと考えています。
そう思うと、今の内株式からの運用は撤退した方が良いのか?
それとも、暴落すれば多くのポジションを持てるから、一時的には評価損益がマイナスになるかもしれませんが、このままの運用を続けるか?
悩むところです。
ですが、1つ言える事は最初にも言いましたが「定期預金」一択は無しです。
定期預金では、マイナス評価にはならないかもしれませんが、価値はマイナスになるから(インフレになるとお金の価値は下がります)、
せっかく「運用して増やせって、DCやっているのに勿体ない」と思います。
それと、運用している人と定期預金の人では何十年と運用していると、間違いなく評価額が2倍もしかすると3倍と違ってくる可能性もあると思います。
特に若い人は、運用期間も長いからその差額はどんどん開いていきます。
若いなら運用期間も長いから「海外株一択」しかないと、ネットで書いている人も居る位です。
(海外株一択はリスキーなので、せめて2~3種類の分散はした方が良いと思いますが・・・)
運用を考えるのは最初は面倒くさいかもしれませんが、一回設定したらほぼ数年は「ほったらかし」だと思います。
それで毎年5~10%位評価損益が増えていくと考えるなら、やらない手は無いと思います。
特に、DCは給料天引きで運用している会社が多いと思うので、運用している実感がないってのも気持ち的にも楽だと思います。
(中には税金対策でも優秀なので会社の天引き以外に、自分の資金を+して運用している方もいる方もいるくらいですしね)
運用をしていない(定期預金一択)の人は、なかなか他の人がどの位の成績か知る事が出来ないので、余裕をこいて見直さないけど、
運用している人は、それなりに評価額を気にして確認をしているので、将来的にもらえる年金額はどんどん差が開いていく事は確かです。
知らない(興味がない)という事は、それだけで損しているし、将来泣くのは自分なので、少しでも良いから運用に関心を持った方が良いと思います。
DC/企業型確定拠出年金は、
企業が将来的に企業年金の負担が大きくなるから、半分は自分で運用して年金増やせ!!
って、無理やり押し付けられた様なものですが、面倒くさがらず、
どうせなら増やせるものならどんどん増やそう!!
って、気持ちで運用を考えてみてはどうでしょうか?